
【千葉】嘉納治五郎、柳宗悦、志賀直哉、白樺文学館、古墳群…「北の鎌倉」我孫子(25)
- 1 諸君、私はニュースが好きなんですぅφ ★ 2007/09/09(日) 22:44:28 ID:???
- 江戸時代に水戸街道の宿場町として栄え、大正時代には文人が集まり、
「北の鎌倉」とも呼ばれた我孫子市。手賀沼のほとりの見晴らしが良い
台地には、白樺派の柳宗悦や志賀直哉ら多くの知識人が居を構え、
現在も別荘跡など多くの“足跡”が残る。こうした歴史的な文化スポットや
景観を生かし、観光客を呼び込もうと官民が動き始めた。
手賀沼に臨む手賀沼公園から北に約二百メートル。住宅街の脇を
すり抜けると、別世界に迷い込んだ感覚にとらわれる。
小高い丘の頂へと続く石段の坂道は「天神坂」と呼ばれ、脇の斜面林
には竹林やケヤキ、クスノキの大樹が茂る。郷愁を感じさせる坂を上ると、
右には柔道の講道館を設立した嘉納治五郎の別荘跡、左には文学の
白樺派の聖地とされる旧柳宗悦邸「三樹荘」があり、大正ロマンが漂う。
昔は坂の下まで沼があったが、戦後に埋め立てられ、沼は縮小。それでも
治五郎別荘跡からは、住宅街の屋根の向こうに水面が、かすかに見渡せる。
近くには、柳と交流のあった志賀直哉の邸宅跡や、西洋史研究で
知られた東京帝大名誉教授の村川堅固が建てた「旧村川別荘」、
白樺派を研究している白樺文学館などの文化スポットが狭い範囲に集中。
周辺には、東葛地区最大の前方後円墳を含む古墳群、日本唯一の
「鳥の博物館」などの見どころも多い。
二−四月の「千葉デスティネーションキャンペーン(ちばDC)」では、
我孫子市は東葛地区自治体の中で特に熱心に取り組み、白樺文学館は
前年比15%増、鳥の博物館は12%増と、それぞれ入場者を伸ばして
一定の集客力を見せた。だが、これまでは一体的な整備やPRが行われて
こなかった。約二十年前に整備計画があったが、なぜか計画倒れになった
という。
そこで我孫子市は文化的な町づくりを進めようと、七月に「手賀沼文化
拠点整備計画」(二〇〇九−一八年度)をまとめた。台地の斜面下を通る
「ハケの道」や古墳をつなぐ「古墳の小径」などの散策ルートを整備、
休憩所やレンタルサイクルを充実させ、内外から人を呼び込む作戦だ。
一〇年をめどにJR我孫子駅前にインフォメーションセンターも開設する。
整備計画で我孫子市が力点を置くのは、国際ジャーナリストとして
活躍し、手賀沼干拓に反対した杉村楚人冠(一八七二−一九四五年)。
知名度はいまひとつだが、「長く我孫子に住み、我孫子に大きな影響を
与えた人物」(市教育委員会文化課)として、現存する楚人冠邸を保存。
夏目漱石や石川啄木とやりとりした手紙などの文献を公開する計画だ。
これまで、文化スポット間の移動は「交通の便が不便」と悪評だったが、
二月からは手賀沼の水上バス、八月からはJR我孫子駅−天王台駅を
結び、手賀沼のほとりを走る路線バスが運行を始めるなどアクセスは
向上した。
住民グループも「我孫子の名物にしよう」と、志賀直哉や武者小路実篤
が食べたとされるみそ入りの「白樺派のカレー」を再現し、今春から我孫子
駅前のレストラン「ランコントル」のメニューに登場した。カレーを注文すれば、
散策マップとして使える特製ランチョンをプレゼントするなど、盛り上げに
一役買っている。
ソース(東京新聞) http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070909/CK2007090902047568.html
写真(天神坂)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070909/images/PK2007090902147645_size0.jpg
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