
【果物】進む若年層のバナナ離れ…ドール、PR戦略などで市場をテコ入れ [08/07/09](660)
- 1 きのこ記者φ ★ 2008/07/09(水) 21:33:08 ID:???
- 東京みやげの銘菓「東京ばな奈」は、バナナが東京名産だから商品化されたのではない。
製造販売元のグレープストーンは、「すべての世代が親しみを感じ、嫌いな人がいない」と
選んだ理由を説明する。
実際、多い日は20万本以上が売れる。それだけ庶民の生活に根ざした果物なのだ。
昔は違った。大卒初任給が1万円前後だった昭和30年代、1房(5〜6本)で250円もした。
メロンと並ぶ高根の花。病気見舞いなどでバナナが届くと、子供たちは喜んで食べた。
それが今は、初任給が約20万円に増えたのに対し、価格はほとんど変わっていない。
バナナは100年ほど前に本格的な輸入が始まり、戦後しばらくまで持ち込まれるのは台湾産のみだった。
1963年に貿易が自由化され、南米エクアドル産が台頭したが、貴重品に変わりはなかった。
状況が変わったのは、70年代に入り、米国などの果物生産会社が日本市場開拓を目指し、
フィリピンで自社生産したバナナの輸出を本格化してから。
輸送費が安く、品質や鮮度に優れていたため急速に普及し、競争が激しくなり、値下げに拍車がかかった。
フィリピン産は現在、9割近いシェアを占める。
日本市場で34%のシェアを握る最大手のドールは、レギュラータイプの「ボビー」や、
より甘みのある「スウィーティオ」、小ぶりな「セニョリータ」など、常時6種類を取り扱っている。
1房の価格はボビーが198円、スウィーティオでも298円程度と安い。
「でんぷんやブドウ糖が時間差で働き(エネルギーが)持続するほか、カロリーが低い。
手軽に食べられ、季節を問わない点も理想的。それでいて安い」とエグゼクティヴマーケティングスペシャリストの
大滝尋美(ひろみ)さん。食品価格の値上がりが家計を圧迫するなか、これほどありがたい食べ物はない。
だが悩ましい問題もある。
全体の消費量が増えているとはいえ、消費の中心はありがたみを知る高年齢層。
単身者が多い20〜30歳代は房ごと買う機会が少ない。
果物が少ないコンビニの普及や外食の増加も、若い層のバナナ離れの要因となっている。
そのためドールは、今年がフィリピン産バナナの輸入開始40周年ということもあり、
市場の盛り上げに力を入れ始めている。
4月には、若い層を中心に人気があるタレントの香取慎吾さんをイメージキャラクターに起用し、
テレビCMの放映を始めた。
CMの反応は上々。「半月ごとの好感度調査で食品分野の1位を2回もとれた。CMを見て買いたいという人も多い」
と大滝さんは若い層の人気獲得に自信をみせる。
買いたくても手が出なかった時代を経験した人からすれば、
安くても買わないなんて、不思議としかいいようがないに違いない。
ソース
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200807090016a.nwc
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